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森林/林業のシステム開発

森林/林業のシステム開発

木(もく)ナビシステム

木(もく)ナビシステム

woodinfoの森林資源デジタルドキュメント化システム”Digital Forest”」は、林内の全木の位置と太さ、高さ、体積、曲り等を自動で情報化し、一本一本の性質・特徴を把握することで、伐採する立木、残す立木の計画を行い、現在から将来に渡って森林資源の有効活用と、どの様な森林に育てていくかの持続的経営を行う事を目的としています。

特に伐る木を決めた後には、その立木に行き着けることが必要です。このシステムはAR(拡張現実)という技術を使って、目指す立木まで案内することを可能にします。
このシステムは、株式会社ギョロマンと共同で開発しました。

デモンストレーションのVTRはこちらです。

 

スマートフォンによる立木へのナビ

内臓GPSにより、大まかな森林内の位置を表示しています。
平面(2D)表示で中央赤の点が見つけたい立木です。
等高線は10cm間隔で表示しているので、2Dでも地形を把握できます。
この状態でも、Digital Forestで作られる立木情報(位置、胸高直径、樹高、幹材積、曲がり)を立木の点をタッチすることで表示できます。

2D画面の中の3Dボタンにタッチすると内臓カメラを通した向こう側の景色の中に、立木と、等高線の3Dが重ね合わせて表示されます。この技術は拡張現実(AR)と呼ばれているものです。

最初の画面位置は、誤差を含んだGPSの位置なので、背景と3D表示とが重なるように前後左右に数m(注)動いて、正確な位置を決め、目指す木(画面中の赤い立木)を決めます。現在はこの位置決めを1分以内で行えます。

苦労した点は、重たい3Dデータを如何に軽くするか、表示する内容を何処まで省略できるか、表示する内容はどのようなものにすれば分かりやすいか・・・
でした。

(注)動く理由は、林内でのGPSの誤差を解消するためです。

 

林内で位置が分かると・・・

その場所や対象物特有の情報を、誰でも分かるようにできます。例えば左の図では立木のIDと胸高直径が表示されていますが、伐倒の際には伐倒方向を表示することもできます。

伐採木を見つける他に、作業路の道筋を現地でリアルに確認・ポイント敷設を行ったり、崩落危険の兆候がある地域の写真を撮影して対応策の立案を早期に行ったり、日々の管理で立木の生育情報をその場で入力・共有したりすることが出来ます。

計画や管理の内容を現場で照合していくことが可能となります。